売値の差「スプレッド」とは

      2017/10/25

スプレッドの仕組みを知る

スプレッドとは買値と売値の差を表すものであり、同じ通貨の売買を同時に行った場合には損失が出ます。
そのため、基本的に取引にかかる手数料が無料であるFXでは実質的な手数料と言えます。

国内のFX業者を利用する場合には、スプレッドは原則固定になっていることが多いです。これに対して海外のFX業者では変動することが多くなっていますが、この違いは売買の注文を受けたときの処理によるものです。

海外では証券取引所になるインターバンク市場を利用するのでこの手数料が発生し、これが変動するのでスプレッドに影響します。国内ではインターバンク市場に参加しているカバー先となる金融機関を仲介して買い手と売り手を結びつけるので、この手数料はカバー先のものになります。また、業者も利益を出すために上乗せするため、買値と売値に差が出ます。

通貨によって差があるのは流動性によるもので、取引量が多ければすぐに売買が成立しますが、注文が少ないと売買が成立した際にレートがずれることがあり、この損失をカバー先が補うことになります。

そのためスプレッドを広げることで補填しています。原則固定の場合もこの理由で流動性が落ちているときや急激な相場の変動があったときに広がることがあります。

FX取引におけるスプレッドの重要性

FX取引で投資をする際にスプレッドは重要な意味を持ちます。ポジションを持った時点でこのスプレッドと同じだけの含み損があることになるため、小さい方が利益を出しやすいことになります。

長期保有を行う場合は決済を行う回数が少なくなるためスワップの大きさの方が重要になりますが、デイトレードや決済の回数が非常に多いスキャルピングでは損益に与える影響が非常に大きくなるため、できるだけ小さい業者を使いましょう。

また、国内では原則固定であるスプレッドが実際にどの程度固定されているかを表す数値に配信率があります。
高いものほど変動が少なく、大手では98%を超えるところが多いです。スプレッドに変動が起きたときの差としては10倍以上になることもあり、いくら原則固定で小さくても頻繁に変動が起きると損してしまうので、配信率の高さにも注目して業者を選びましょう

なお、取引する通貨の量が大きくなると約定させる相手が見つかりにくくなるため、配信率が若干低下します。

FX業者が顧客獲得のために、期間限定でスプレッドを引き下げるキャンペーンを行っていることもあります。
他の条件に問題がなければ利用してみると良いでしょう。

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